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サカナ☆ソングブック

 




僕はマーガレットズロースの遅れてきたリスナーです。

「サカナ☆ジュークボックス」の立ち上げのきっかけとなったのはマーガレットズロースのボーカル平井さんでした。

さかのぼること6〜7年前。

夏の多摩川でうつぼのコサックに教えてもらったことがはじまりです。

そのころ僕は北九州に住んでいて、そのあとタイミングよく福岡にツアーで来た、まだスリーピースだったマーガレットズロースのライブを目にすることができました。

初期衝動や、グルーヴ。声。僕の中でのロックンロールの理想形。何より歌が良かった!

それをたったの3人で生み出すマーガレットズロースにやられて僕はライブ後、物販に立っていたベースの岡野さんに代々木BOGALOOへの出演オファーをした記憶があります。



去年の5月。

平井さんが企画した福島県いわき市のライブハウス「クラブソニック」への支援イベント「いわきサイコーです!!」



原発の風評被害で経営がピンチな状況下にあった「クラブソニック」を応援しようと、平井さんが20人以上の仲間のミュージシャンに声がけをして企画したイベント。

僕は福島のクラブソニックには行ったことがなかったけど、平井さんの心意気に賛同し客として参戦しました。

当時、「真昼の月・夜の太陽」も震災の影響でピンチな状況で、頭を悩ます代表の田中を見ていて他人事ではなかったから。

僕にできることは募金くらいのもんでした。
 
東京での仕事を辞めてまで被災地にボランティア活動に行く勇気は僕にはありませんでした。
だから自分の持ち場で出来ることをやるしかなかった。あの当時、みんなそんなことを考えていたのだと思います。


僕は帰り際、平井さんに挨拶し、「真昼の月・夜の太陽」への出演オファーをしました。

その後、クラブソニックはなんとかピンチを脱し、今年の5月には「平井正也をたたえる日」というイベントを開催したそうです。
(ちなみにこのイベントはこれから毎年5月に恒例的に開催していくそうです)


その後、昨年7月。

青森県で開催された「夏の魔物」。


マーガレットズロースが出るということを知り、僕は釣竿とテント一式を車にぶちこみ、10時間ノンストップで東北道をぶっとばしフェスに参戦。

ギターに熱海さんが入って4人になったマーガレットズロースをはじめて観ました。

この日の日記はこちら。http://sakanastyle.jugem.jp/?eid=418外部リンク

マーガレットズロースのライブ後に、会場を乳母車を押してお子さんと散歩していた平井さんを呼びとめ、3度目の正直とばかりに「真昼の月・夜の太陽」への出演をオファーしました。

さすがに平井さんも青森まで追いかけてきた僕にあきれながら苦笑い。

ようやくオファーをうけてくれたのかもしれません。

その後8月に平井さんが関東を離れて、熊本に移住したとき、僕は彼の行動力に感心したと同時に一抹の寂しさを覚えたことも正直事実でした。

なぜ?って単純にマーガレットズロースのライブがあまり見れなくなるからです。

平井正也さんとしての音楽とマーガレットズロースの音楽。 似ているけれど少し違う。

マーガレットズロースのライブで感じる覚醒感。

それは、観ているうちに「マーガレットズロースとそれを観ている自分」から、いつの間にかマガズロと同化した自分自身がライブハウスの天井をバリバリと突き破って、フルボリュームで夜空に鳴り響いていくような爽快感。

それは彼らのライブでしか味わえない唯一無二で絶対的なもの。

好きな女の子への想い
胸の苦しさが溶けていく感じ
何もかもが愛おしく感じる瞬間
何かが変わりそうな夜と夜のはざ間

そんなドキドキするような興奮を、僕は彼らのライブで味わったので、ボーカルの平井さんが関東を去ってしまうことを知ったとき、そう感じたのだと思います。

その後、レッドクロスで行われたマーガレットズロースの15周年ワンマン終了後に「真昼の月・夜の太陽」の代表である田中を平井さんに引き合わせ、平井正也ソロとしてようやく真昼の月へのブッキングが実現したのでした。
(うつぼ企画の「生活サーカス・ロックンロールサービスvol3」への出演)

イベント当日、熊本空港から飛行機で上京した平井さんは、誰よりも早く「真昼の月・夜の太陽」へやってきました。ギター1本かついで。

リハの前、ケースからギターを取り出して、丁寧にギターを磨きながら弦を張り替える平井さんが印象的でした。

彼は僕にせっかくだからと「本番のセットリストで何かリクエストはありますか?」と聞いてくれたので、僕は福岡で一番はじめに観たズロースのライブで衝撃を受けた「べいびー」と「どどど」を彼にリクエストしました。

本当は「斜陽」も「世界は変わる」も「新しい絵」もリクエストしたかったのですが、とっさのことでとりあえず頭に浮かんだのはその2曲でした。

ライブは圧巻でした。
たしかあの夜、「バーゲンズ」と「はいざらこうかん」に挟まれてのステージでしたが、平井さんはたったひとりで世界をつくりあげてしまいました。

最初は、遠巻きに眺めていたはじめて平井さんを見るお客さんも、曲が進むにつれて、彼の歌とギターにグイグイ引き込まれていくのが分かりました。


ライブが最高潮に達したころ。たしか「ロックンロールをよろしく」の途中で、ドラムセットにかけよりバスドラを踏みながらギターを弾き歌い続ける平井さん。

「ダレかーー!!この中にドラマーはいませんか!!??」と曲を続けながらホールを煽る。

誰もが固唾をのんでステージを見守る中、ドラムセットに駆け寄ったのは、なんとうつぼのボーカル、コサックでした。

コサックがドラムを叩きながら、平井さんが歌う。



そのままふたりで「マーガレットズロースのロックンロール」へ突入。

もちろんコサックはドラムなんか叩けないし、曲の構成も分からなかったけど、そんなことは関係ありませんでした。

ドラムが叩けるか?叩けないか?なんかどうでもいい。

あの場でのロックンロールの答えは「叩くか?叩かないか?」だけだったのです。

ふたりのロックンローラーによる奇跡のセッションでした。

平井さんのライブをはじめて観る何人もが口々に「サイコーだった!」と感想を漏らしていました。



*ライブ後の平井さんとうつぼコサックと僕

(生活サーカス・ロックンロールサービスvol3のレポはこちらhttp://sakanastyle.jugem.jp/?eid=452外部リンク


平井さんは「バンドに挟まれて演奏するのは、嫌いじゃありませんよ。僕はいつでもエアーバンドをつれていますから。(笑)」とあとで言っていました。

あの日以来、僕は以前感じていた一抹の寂しさから解放された気がしました。

平井正也さんはひとりのスペシャルな表現者で、岡野さん、粕谷さん、熱海さんと奏でる4人のマーガレットズロースとはまた違う良さがあるのだ、って。

それはきっと、友部正人さんやボブディラン、古くはウディガスリーやロバートジョンスンから脈々と受け継がれているフォークの爆発。

年末。ふたたびレッドクロスにてマーガレットズロース企画「薮漕ぎ」。ゴールデンローファーズとのツーマン。

会場には「生活サーカスロックンロールサービス」のお客さんもちらほら。

ここでオファーしなければ今後東京で彼らのライブが観れなくなるかもとの勝手な想いで平井さんにオファー。

そんな執念がようやく実現し、今回マーガレットズロースとして「サカナ☆ジュークボックス」への出演をしていただけることになったのでした。

いつか自分主催のイベントを企画するなら絶対オファーしようと思っていたギターパンダやTHEWATTER(ザ・ウォーター)、うつぼにも快諾してもらい、サカナ☆ジュークボックスは実現しました。(それぞれのバンドについてはフリーペーパー「サカナ☆ソングブック」にて)

二週間後の6/27、「真昼の月・夜の太陽」

あなたが新宿の夜空に鳴り響いたらどんなにすばらしいことでしょう。



☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆ё☆

■サカナ☆ジュークボックスvol,1
■日時:6/27(水)
■場所:東新宿「真昼の月・夜の太陽」
■出演::マーガレットズロース、ギターパンダ、THEWATTER、うつぼ、DJ:サカナスタイル
■open/start 18:00/18:20 前売 2500円/当日 3000円(ドリンク別)
■特設ページはこちら(ジョニー作コミック更新しました)

*ご予約は特設ページのメールフォームかライブハウス「真昼の月・夜の太陽」 電話番号:03-6380-3260、もしくはpastoraltone@yahoo.co.jpへ直接ご連絡ください!



【追伸】
現在、熊本は南関町に在住の平井正也さん夫婦が、雑貨屋「しそにぬ」を6/15にオープンします。近くにお立ち寄りの際は是非!!→http://blog.nelco-web.com/









date:2012.06.13 Wednesday category:イベント comment:comments(0) trackback:trackbacks(0) by サカナスタイル


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